不労所得研究所Free Lunch Lab

TIMELINE

ベーシックインカム社会実験の年表

世界で行われてきたベーシックインカムや現金給付の主な実験・制度を、年代順にまとめました。結果はそれぞれの発表元の説明をもとにしています。出典が確かめられたものだけを載せています。

  1. 1974–1979

    政府

    Mincome

    カナダ・マニトバ州ドーフィン

    実施
    カナダ連邦政府とマニトバ州政府
    内容
    町の住民全員が対象の最低所得保障(他の収入の50%を差し引く方式)
    結果
    エヴリン・フォージェ(2011年)は入院率が対照群より8.5%下がったと報告。2022年の再分析はこの因果関係に異論を唱えている
    出典
    progress.org
  2. 1982–

    政府

    Alaska Permanent Fund Dividend

    アメリカ・アラスカ州

    実施
    アラスカ州
    内容
    州の基金から、条件を満たす住民全員に毎年配当。最初の配当は1人1,000ドル(1982年6月14日に支給)
    出典
    pfd.alaska.gov
  3. 2008–2009

    NGO・研究

    Basic Income Grant (BIG) pilot

    ナミビア・オチヴェロ

    実施
    教会・労働組合・NGOによる BIG 連合
    内容
    60歳未満の住民全員に月100ナミビア・ドル(条件なし、民間資金)
    結果
    連合の評価報告は、子どもの栄養状態や世帯収入の改善を報告している(推進側による評価)
    出典
    namibiadigitalrepository.com
  4. 2011–2013

    NGO・研究

    Madhya Pradesh cash transfer pilots

    インド・マディヤ・プラデーシュ州

    実施
    SEWA(自営女性協会)、資金はユニセフ
    内容
    ランダムに選んだ8つの村の全員(大人も子どもも)に、17か月間毎月少額の現金(12の村を比較対照に)
    結果
    評価結果は2013年にニューデリーでの会議で発表された
    出典
    socioeco.org
  5. 2017–

    NGO・研究

    GiveDirectly basic income study

    ケニアの農村部

    実施
    GiveDirectly(評価はバネルジー、スリら)
    内容
    長期グループの大人に月20ドルあまりを12年間。ほかに2年間グループ、一括払いグループ、対照群がある
    結果
    2023年の初期結果では、多くの経済指標で一括払いグループの効果が大きかった
    出典
    wunc.org
  6. 2017–2018

    政府

    Finland’s basic income experiment

    フィンランド

    実施
    フィンランド社会保険庁(Kela)
    内容
    無作為に選んだ失業者2,000人に月560ユーロを2年間
    結果
    2020年の最終報告では、就労への効果は小さく、生活の満足度や心の健康は改善した
    出典
    stm.fi
  7. 2017–2018

    政府

    Ontario Basic Income Pilot

    カナダ・オンタリオ州(ハミルトン、リンジー、サンダーベイなど)

    実施
    オンタリオ州政府
    内容
    約4,000人に、単身で年最大16,989カナダドル(勤労収入の50%を差し引く)
    結果
    3年の予定が、2018年7月31日に新政府が約1年で打ち切りを発表
    出典
    globalnews.ca
  8. 2019–2021

    NGO・研究

    Stockton SEED

    アメリカ・カリフォルニア州ストックトン

    実施
    ストックトン経済エンパワーメント実証(SEED)
    内容
    住民125人に月500ドルを2年間(使い道の制限なし)
    結果
    研究者によると、受給者は対照群の2倍以上の割合でフルタイムの仕事に移った
    出典
    cbsnews.com
  9. 2020–2023

    NGO・研究

    OpenResearch Unconditional Cash Study

    アメリカ・イリノイ州とテキサス州

    実施
    OpenResearch(旧 Y Combinator Research)
    内容
    21〜40歳の1,000人に月1,000ドルを3年間(対照群2,000人は月50ドル)
    結果
    2024年の最初の結果では、支出が増え、労働時間はわずかに減った
    出典
    openresearchlab.org
  10. 2021–2024

    NGO・研究

    Pilotprojekt Grundeinkommen

    ドイツ

    実施
    Mein Grundeinkommen とドイツ経済研究所(DIW)
    内容
    寄付を財源に、約120人に月1,200ユーロを3年間(2021年6月〜2024年5月)
    結果
    2025年4月のDIWの発表では、受給者は働く時間を目立って減らさず、心の健康と生活満足度が改善した
    出典
    diw.de
  11. 2017

    暗号資産・コミュニティ

    Ğ1 (Duniter)

    フランス語圏を中心に世界

    実施
    Duniter のコミュニティ
    内容
    メンバー全員に毎日の「ユニバーサル・ディビデンド」。2017年3月8日に59人で開始
    結果
    2026年3月に Duniter v2 へ移行
    出典
    duniter.org
  12. 2025

    暗号資産・コミュニティ

    Circles 2.0

    世界

    実施
    Gnosis
    内容
    一人ひとりが自分の通貨を1時間に1 CRC ずつ発行するしくみの第2版を2025年5月に公開
    出典
    businesswire.com
  13. 2026

    暗号資産・コミュニティ

    World — WLD Airdrop

    世界

    実施
    World(Tools for Humanity / World Foundation)
    内容
    World ID で認証した人への毎月の WLD エアドロップが、2026年6月1日に新規・更新とも停止
    出典
    support.world.org

UBIの団体・プロジェクト · 終了したサービスの墓場 · ベーシックインカムのオープンソース

← サービス一覧に戻る